地震雷火事親父
公開日: 2015年10月20日火曜日
遠い遠い昔に「地震雷火事親父」ということわざがありました。
それは、突然襲ってくる地震、雷、火事などの怖い災害、そしてそれに匹敵するほどの威厳をもった家族の長である親父をくっつけたものでした。
ところが・・・今となれば、このことわざも風前の灯となっているのです。
地震、雷、火事の恐怖は相変わらずでも、親父の怖さがなんとも・・・怖さ激減というか存在感すら危うい風潮を感じるのです。
最近、あのことわざを「地震雷火事女房」とか「地震雷火事職場」と親父さん自らが言い換えて苦笑しています。
一旦へそを曲げたらいかんともしがたい、やっかいで頑固な最も恐れられた、あの猛々しい親父さんはもういないのでしょうか。
「おれが決める! 」「それは駄目だ! 」「おれのやることに口を出すな!」有言実行のお親父さんはもう伝説になってしまったのでしょうか。
あのとき、父に反抗ばかりしていたのに。
なぜ今になって「地震雷火事親父」の親父さんが懐かしく愛おしく思えるのか、不思議です。
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