稲穂

公開日: 2016年9月23日金曜日



水田被害を乗り越え、阿蘇などで稲穂が黄金色に実った。
あれから・・もう5カ月なのか、まだ5カ月なのか。
県民それぞれの受け止め方があるのではないか。

熊本県は8月30日に県災害対策本部を解散した。
最大855カ所あった指定避難所も現在12カ所に減少、ピーク時に18万人を超えた指定避難所の避難者は現在、400人となっている。

大きな被害を受けた益城町では避難中の220人のうち、69人の行き先が未だ決まっていなという。そのうち38人は自宅が半壊以上、25人は一部損壊でほか6人は町外の人たち。 
一方、行き先が決まっている151人の内訳は、仮設住宅122人、みなし仮設18人、応急修理を終えた自宅11人となっている。
また、「公費解体」の申請も県内で1万8千棟余りに上り、このうち解体済みは2割弱の約3千棟(9月9日現在)にとどまっている。たとえ解体業者が着手しても、解体がれきを集積する仮置き場の容量不足で作業が進まないという。

地震から5カ月、今なお、揺れる恐怖を感じながら人々は暮らしている。そんな中、少しずつではあるが確実に避難者数が減少している。仮設住宅など被災者の住居なども徐々に増え、新たな生活を始めた人もいる。

時の流れの受け止め方は様々と思うが、決して振り返らず、復興というより、「新たな暮らし」を始めていかなければならないと思う。




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