やっと地震回数ゼロ
公開日: 2016年7月27日水曜日
だれが言ったか知らないが、セミが鳴かない夏は大地震の前兆とか。
であればもう大丈夫ということになるのだけど・・・。
連日の猛暑、セミの大合唱が続く7月26日、震度1以上の地震回数が初めてゼロになった。
4月14日の熊本地震の発生から、じつに104日目のこと。
震度1や2の揺れなど、気にも留めないくらい日常的なものになっていたが、地震はずっと続いていたのである。
気象庁のまとめでは、4月14日~30日の17日間の震度1以上は1,093回。
5月は520回、6月は214回、7月は25日までに97回。
累計1,924回にも上っている。
7月24日、地震発生から100日目の節目に合わせ、21人の犠牲者を出した益城町で犠牲者慰霊祭が開かれた。
家族を亡くしても葬儀もできない現状で、やっと遺族や住民らが犠牲者を悼むことが出来た。亡くなった人の多くは戦争の体験者で、今の日本を築き上げてきて、これからゆっくりできただろうに、なぜ、今になって。
自然災害は時も、場所も、人も選ばない、とても残酷なもの。
だからこそ前回にも記したように、地震は必ず起きるという前提で、本当に真剣にあらゆることを想定して準備をしなければならない。地震はきっとまた来る。
●熊本地震 県内の被災状況
(※7月26日現在、県災害対策本部などの集約分)
□死亡 49人 □震災関連死 27人 □大雨による二次災害死 5人
□行方不明 1人 □負傷者 1,960人 □住宅被害 160,493棟
□避難所 69ヵ所 □避難者 3,711人 □水道断水 約800世帯