「地震雲」って知ってますか？
公開日： 2015年8月19日水曜日
小さいころ、川遊びをしていて陽が陰ると空を見上げ、少し灰色がかってもくもくとした入道雲だったら、「雨が降ってくる」と、慌てて川からあがり、走って家に帰ったものです。運動会や遠足などの朝も必ず空を見て、入道雲だったらがっかり、白いふわふわとした綿雲だったらウキウキ、そのように雲は頼りになるお天気のバロメーターだったのです。
そこで、もしかしたら地震も雲で予知できるのではないかと思ったのです。
そしてネットで「地震と雲」というワードで検索してみたら、ありました！
しかも、そのまんま「地震雲」という雲があったのです。
ただ、地震雲は地震発生前後の雲をさしているもので、地震との因果関係や地震雲の発生メカニズムを説明する学説は存在しないようです。
気象庁も「地震との関係が無いと言いきるのは難しいが、仮にあるとしても『地震雲』とはどのような雲で、地震とどのような関係で現れるのか科学的な説明がなされていない」（ウィキペディア参照）としています。
きっと先人たちは、これまで見たことのないような、異様な形をした雲が発生したとき、地震の前兆現象ではないかと思ったのでしょうね。それがたまたま当たってしまったことがあったのかも知れません。
先人の知恵というものは、それが科学的に解明できないものであってもたくさん受け継がれ、そして重宝されています。
「地震雲」、見たいけど、出てきてくれたら大変なことです。見ないほうがよいのですが、もし、見たことのないような不気味な雲を見たら、わたしは迷わず、「地震雲、地震かも」と慌てて安全な場所に退避するでしょう。
