暦の歴史 起源は古代エジプト

エジプト

公開日: 2015年7月24日金曜日




 私たちが生活の中で何気なく使っている暦は、太陽暦(たいようれき)に基づくものです。

 暦は昔から人々の暮らしと密接な関係があったようです。
暦の起源は古代エジプトに遡ります。
ナイル川の氾濫の時期に周期性があることに気づいたのが、暦の始まりといわれています。

人類が農耕を行うようになると、適切な農作業の時期を知るのに、暦は重要なものとなっていきました。

 「昼夜の周期」、「月の満ち欠けの周期」、「季節の周期」が暦を作る基礎となり、天体運動の観測と周期性の研究が天文学の始まりとなったのです。

 日本で最初に暦が作られたのは、飛鳥時代の推古12年(604年)、中国から朝鮮半島を経て伝わった太陰太陽暦(たいいんたいようれき)といわれています。
この太陰太陽暦は、明治5年に太陽暦に改められるまで続きました。

 太陰太陽暦は1ヶ月を天体の月(太陰)が満ち欠けする周期に合わせて作られました。
天体の月が地球をまわる周期は約29.5日です。
でも、当時の暦には29日と30日の月しかありませんでした。
そこで日のズレを調節し、30日の月を「大の月」、29日の月を「小の月」と呼んでいたのです。

 奈良時代から江戸時代までは、季節の年中行事、また毎日の吉凶などを示すさまざまな言葉が全て、漢字で記入されている暦が作られ、具注暦(ぐちゅうれき)と呼ばれました。また、江戸時代には大の月、小の月の並べ方だけを示す、大小暦(だいしょうれき)というものも登場しました。

 このように、暦は古来より天体と切り離すことが出来ない、神秘から生まれたものなのです。
ときにはカレンダーを眺めて、古代の人々が光輝く天体を眺めた様子を想像してみてはいかがでしょうか。
私も、数年前から世界中のどこかで地震があるたびに暦を眺め、中程度以上の地震の起きやすい日があるということを見つけました。

だから・・・
「地震予想暦」をつくりたくなったのです。


地震予想暦
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